製作担当:記録映画社 企画・製作:文部省
白黒 20分
諸種の事情で高等学校へ進学できない生徒の教育に諸種の道、定時制高校、通信教育、青年学級、技能者養成学級などがあるが、ソフト及びハード面の教育環境や生徒自身にも制約があり必ずしも成果が上がっているとは言えない。
そういった中で地域ぐるみの援助でうまく運営されている「千葉県立長狭高等學校吉尾分校」の例が紹介されている。この高校は県の援助、先生と生徒自身も建設に参加した立派な校舎、本校との連携により充実した授業が行われている。時間割も学業と地域に密着した家業を経験できるような配慮がある。定時制高校のモデル校とも言える。
高校の課程には、全日制、定時制、通信制の3つがあります。どの課程を卒業しても受け取れる卒業資格は「高校卒業資格」となりますが、学校の仕組みや、特色は異なります。今日でも定時制高校は800校あり、大学まで進学する生徒もいるが、途中でドロップアウトする(公立40%)生徒もあるようである。
製作/脚本:上野耕三
監督:上野大悟
撮影:喜多村幸次郎