Sex Change オキナワベニハゼの社会と性転換

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教育動物東京シネマ新社

受賞歴

第56回科学技術映像祭、研究開発・教育部門、文部科学大臣賞
イラン第45回ロシュト国際映画祭、科学・ドキュメンタリー部門銀賞
文部科学省特別選定(日本語版高校生生物教材・成人向け)

作品概要

製作:東京シネマ新社
2014年 カラー(フルHD) 28分

「性転換」。人間では特殊な事例と見られがちだが、自然界では一定数存在し、特に魚種には多い。

魚の性転換の研究は、日本は世界をリードしている。中でもオスからメス、さらにメスからオスへと双方向の性転換は本作品の学術指導、須之部友基が1993年に最初に報告した。そのオキナワベニハゼという体長2センチの海水魚は実験的に性転換を引き起こせる。どうやって性転換するのか。オスもしくはメスに変化するメリットやデメリットは何か?オキナワベニハゼを使い、巧妙な繁殖の仕組みとして進化した「性転換」を考える。

九州以南に生息するオキナワベニハゼは、繁殖期にオス一匹とメス数匹でハーレムを作り、オスメスで異なる行動をとる。狭い洞窟の奥深くで繁殖するが、水槽に慣らし繁殖行動を詳細に記録した。ハーレムのオスを移動させると、一番大きなメスが即座に巣を占拠し、オスの行動をとる。オス同士を一緒にすると体の小さなオスがメスになる。しかし変化するべきオスは、オスの座に未練があり、メスの体に変化させるのにも時間がかかった。

出来るだけ多くの子供を残すために進化したオキナワベニハゼの繁殖方法を紹介する。

学術指導

須之部友基東京海洋大学水圏科学フィールド教育研究センター魚類行動生態学研究室

協力

益子正和:東京海洋大学水圏科学フィールド教育研究センター技術職員
境田紗知子/ 遠藤周太/ 戸松紗代:東京海洋大学水圏科学フィールド教育研究センター魚類行動生態学研究室
出羽慎一:ダイビングサービス 海案内
松岡翠:ダイビングサービス 鹿児島大学水産学部技術職員

スタッフ

撮影:谷口常也
構成:鈴木由紀
制作:岡田一男
CG・イラスト:ティムール・オズダミール/ 岡田仁奈
音響効果/整音:鈴木利之 /中井雄介
ナレーター:広津佑希子



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