マリン・フラワーズ-腔腸動物の生活圏-

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動物東京シネマ新社

作品概要

製作・企画:パナソニック映像、大広、東京シネマ新社、松下電器産業
カラー 40分

マリン・フラワーズは、現在は刺胞動物と呼ばれるクラゲ、サンゴ、イソギンチャクなど腔腸動物の世界を紹介するもので、1975年に沖縄国際海洋博覧会で、3面マルチスクリーン版として海洋博ホールで公開された。

1966年に東京シネマが直面した経営破綻にもめげず、プロデューサー岡田桑三は会社創立以前から暖めていた企画構想を一部ではあれ、遂に実現した。その晩年期における最も重要な作品であると同時にこの作品をもって、後継会社である東京シネマ新社は出発したのであった。

1973年の制作スタートから海洋博以外での公開形態が綿密に検討され、海洋博用3面マルチ版22分、1面ポピュラーサイエンス版31分が、35mm版と16mm版で用意された。学術研究教育用セグメントフィルム数本がまず制作された。

そしておよそ20年を経て、1994年にハイビジョン試験放送用として40分版が、35mmカラーネガ原版から若干の未使用ネガも加えられて、ハリウッドに世界で初めて設置された、シンテル社のハイビジョン対応テレシネスキャナー初号機によってハイビジョン化された。このリメイクにあたって、音楽やナレーションなどは大きく変更された。

学術指導・監修

日本学術振興会会長 茅誠司理博

腔腸動物研究グループ
代表 北海道大学名誉教授 内田亨 理博 
北海道大学教授 玉重三男 理博
北海道大学教授 山田真弓 理博 
北海道教育大学釧路分校助教授 長尾善 理博 
東北大学元浅虫臨海実験所長 平井越郎 理博 
東北大学前浅虫臨海実験所長 鳥海衷 理博 
東北大学浅虫臨海実験所長 長内健治 理博 
東北大学浅虫臨海実験所 柿沼好子 理博 
東北大学学長 加藤陸奥雄 理博 
生物学御研究所 富山一郎 理博 
お茶の水女子大学教授 柳田為正 理博 
独協大学教授 杉浦靖夫 理博
東京家政大学教授 江口元起 理博
江の島水族館長 広崎芳次 理博
京都大学名誉教授 内海富士夫 理博 
京都大学瀬戸臨海実験所長 時岡隆 理博 
海中公園センター錆浦研究所 内田紘臣 理博 
海中公園センター錆浦研究所 辰喜洸
岡山大学玉野臨海実験所長 吉田正夫 理博 
川崎医科大学教授 川口四郎 理博 
琉球大学教授 山里清 理博 
琉球大学助教授 西平守孝 理博

解説原案

京都大学名誉教授 岩村忍 文博

協力研究機関・施設

北海道大学厚岸臨海実験所、東北大学浅虫臨海実験所、
東京大学三崎臨海実験所、江の島水族館・マリンランド、
岡山大学玉野臨海実験所、沖縄県水産試験場八重山支場、
ドイツ国立科学映画研究所

スタッフ

製作:岡田桑三
構成・編集:岡田一男
撮影監督:西山東男
マクロ撮影:並木菊雄、谷口常也
フィールド撮影:加藤孝、後藤道夫、高橋礼子、五島正哲
フィルム現像:IMAGICA

ビデオ・ポストプロダクション

原版整理:川岸喜美枝

ハイビジョン・テレシネ

MCA/MEI HD テレシネ・リサーチ・センター:
リック・ハーディング、ルー・レビンソン
EED・MA:IMAGICA
選曲:広川和靖
ナレーション:平野啓子
プロデューサー:横地敏孝
プロデュース・ディレクター:岡田一男



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