企画・製作:日本記録映画社
2010年 モノクロ(一部写真、カラー) 57分43秒
第二巻は終戦後、人間天皇として全国巡業ご様子、野球や相撲の「展覧試合」及び新年や誕生日の一般参賀の模様。また皇室外交としての役割、学究・科学者としての天皇が描かれている。
玉本放送音源:NHK
Nixon Library
Ford Library
Reagan Library
編集・監督:石黒典生
全国巡業は敗戦の翌年、昭和21年1月19日川崎の昭和電工川崎工場訪れられたのが最初である。巡行にはGHQの監視がどうこうしたが、GHQの予想に反して至る所で大歓迎されるため、巡幸の許可が出されなかった時期もあったと聞く。戦前戦中には想像もできなかった天皇と国民が触れ合うお姿が各地で見られた。
また昭和46年、欧州7か国を良子皇后とご訪問され、いわゆる「皇室外交」を繰り広げられ、日欧親善に尽くされた。その後、アメリカではフォード大統領主催の晩餐会の席上で、天皇のご心情を真摯に吐露され、「これで本当に戦争が終わった」と称賛された。各国の国賓や首脳が来日の折には、皇室外交の成果をあげられた。