紙の岡本

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作品概要

製作:北陸廣報映画社 企画:岡本村
1952年 白黒 14分

約1500年前、大滝の岡本川の上流に美しい姫が現れて村人に、紙すきを教えたと言い伝えが残されています。それが紙の始祖神伝説です。
 
継体天皇が男大邊王としてまだ越の国にいた頃、越前今立の五箇村を流れる岡太川の上流に、美しい女神が現れました。女神は村人に、「この辺りは山間のへき地で、田畑が少ないが、良い水に恵まれているので紙をすくのが良い」と言い、上衣を脱いで傍らにかけ、紙すきを教えました。村人が名を尋ねると、川上に住む者だと告げただけで姿を消しました。村人はこの女神を「川上御前」と呼んでこれをあがめ、その地に神社を建立、以後紙すきを代々伝えたというのです。

これが岡太神社であり、岡太神社にはこの里に紙すきの技を伝えた「紙の神」である川上御前が祀られており、紙祖神 岡太神社といわれています。
(旧今立町商工観光課「越前和紙の里 今立」より)



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