企画・制作:越前打刃物協同組合 カラー 30分
700年の伝統。それは1人の刀匠から始まりました。「越前打刃物」は1337年(南北朝時代)、京都の刀匠千代鶴国安が刀剣制作に適した地を求め、府中(現越前市)に来住し、そのかたわら近郷の農民のために鎌を作ったことから始まったと言われています。
その後、江戸時代には福井藩の保護政策により、株仲間が組織され、その技術が受け継がれて発展してきました。
販路も当初は、漆かき職人が漆かきのため全国に出かける時、刃物を売り歩いたことから始まり全国に及びました。
現在の越前打刃物は、日本古来の火づくり鍛造技術、手仕上を守りながら、調理用の包丁、農業・園芸用の鎌、鉈(なた)、苅込はさみ、鍬(くわ)を主製品として造り続けています。その越前打刃物の歴史と製作模様を映像化した作品。