制作:新理研映画株式会社 企画:日本環境衛生協会
1960年 白黒 24分50秒
かつては肥料として使われていたし尿も、近代化に伴い大きく役割が変わり、処分が課題となった。山や川、海への投棄などが行われ、においや環境汚染、感染症の原因の一つともなっていた。
この作品では、当時の状況を若干ユーモラスなナレーションと映像で示すと共に、その後、水洗トイレや下水道が整備され、徐々に環境が改善された様子を克明に記録している。また、バキュームカーによりし尿を集め、し尿処理場に運んで処理を行う方法、その進歩についても詳細が示されている。
人が飲んだり食べたりしたものは、いずれ外に出さなければならない。排泄物のゆくえにも思いをはせていただきたい。
厚生省
制作:小山誠治
脚本:田部純正
演出:荒井英郎
撮影:水上正夫
録音:深見義明
解説:宮田輝