制作:海洋博覧会記念公園管理財団、日本シネセル
企画:沖縄総合事務局、海洋博覧会記念公園事務所
1985年 カラー 23分
(C-16)人々を救った植物・キニーネ
(C-17)トロピカルフルーツの王様・ドリアン
(C-18)熱帯果物の女王・マンゴスチンとマンゴ
(C-19)用途の広い果物・パパイヤ
(C-20)熱帯のいろいろなヤシの木
熱帯に住む多くの命を風土病マラリアも、特効薬(キニーネ)の発見によって、減少の一途をたどりました。これは、南米のキナノキの樹皮からつくられます。
腐臭にも似た香りが、最初は二の足を踏ませます。
しかし、一度食べてみたらやみつきになってしまいます。
とげのある大型果実で、別名(悪魔の果実)とも呼ばれています。
かつて大英帝国の女王が望んでも、手に入らなかったと言われている(幻の果実)がマンゴスチンです。そして、名前がよく似ているのがマンゴで、釈迦のエピソードで有名です。
料理や漬物に、消化剤や化粧品に、そして菓子等に利用され、もちろんそのまま食べてもおいしいパパイヤほど、多種多様な用途を持っている果物は珍しいといえるでしょう。
島崎藤村の(椰子の実)の歌でよく知られたヤシの実は、その歌詞の通り、はるか遠い南の島から海流に乗って流れついたものです。熱帯の景色を象徴するヤシの仲間は非常に多く、実に2,500種以上にも及んでいます。
プロデュ-サー:伊藤三千雄、高浜雄介
ディレクター:
吉田功(沖縄)
康浩雄(アフリカ・南米)
飛河三義(アメリカ・中米)
三木實(ニューギニア)
塩部邦雄(ラン全般、アジア・オーストラリア)
カメラマン:春日友喜ほか
※上記以外の制作関係者をご存じの方は、下記までご連絡ください。
NPO法人科学映像館:kumegawa@kagakueizo.org
この映画は「埼玉県文化振興基金助成事業」基金により
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