< ふくい科学学園の科学映画の活用 >
NPOふくい科学学園は、平成21年9月に設立され、主な活動は子どもの科学教育に関して行っています。
一方、少子高齢化が進む現在、"高齢者の生きがい創生"や"世代間交流"は、地域として取り組まなければならない重要な課題となっています。そこで、24年度の福井県新しい公共の場づくりモデル事業として「昭和の科学・文化短編映画で高齢者と児童をつなぐ公民館活動」を福井県内の3公民館で実施しました。
映画はNPO科学映像館を支える会から、DVDの形で提供していただきました。この交流会には多数の参加者があり、交流会は成功でした。
映画と実験を組み合わすこの事業は、世代間交流事業としてこれまでにない新しいものです。映画を媒介にすることで、世代間交流が自然な形で継続的に実施できる可能性を示すことができました。
交流会の最初に科学映画を用いることによって、参加者が容易に一体感を持つことができ、映画の後に実施するグループ実験がスムーズにできます。
映画と実験の組み合わせは、映画:「カルピス誕生」と実験:「カルピスを使った光の実験」、映画「つよい骨とよわい骨」と実験:「水レンズ顕微鏡」、映画「電気を送る」と実験:「目で見る電気の実験」の組み合わせなどです。
この事業を福井県内に広めていくため、NPO科学映像館を支える会のご支援を得て、25年度日本郵便年賀寄付金の助成事業として、現在、福井県内の2小学校と6公民館で交流会を実施しています。