製作:日映科学映画製作所 企画:東京電力
1971年 カラー 29分56秒
第一部調査編を制作した1960年から4年後、この第二部建設編は一号機46万キロワットが完成した1971年に制作された。
その冒頭には「太平洋に臨みの断崖が切り立つ福島県の東海岸。この広い台地に輝かしい夜明けが訪れました。東京電力福島第一原子力発電所の建設です。」とある。
安全に対する細やかな配慮や地元との協力体制、そして原子炉内部や原子炉立屋の建設も順を追って記録している。そして、さらに燃料の装填から稼動に至るまでを丁寧な解説とともに映像化している。
福島第一原子力発電所の建設から発電開始に至る貴重な映像資料でもある。しかしこの作品は放映中の映画を再度カメラで直接録画したものしか現存しておらず、残念ながら最悪の映像画質となっている。
製作:片田計一
脚本・演出:奥山大六郎
撮影:沢之井喜好
照明:城戸博司
音楽:長沢勝俊
解説:川上裕之
録音:ミネオスタジオ
現像:東洋現像所