製作:日映科学映画製作所 企画:東京電力
1991年 カラー 23分55秒
「福島の原子力」が製作された1977年から14年後の1991年に、東京電力広報室の企画で製作された。福島第一原子力発電所現地に訪れた人々を対象に作られた映画である。
原子力発電の仕組みはアニメーションで解説されており、そのあとに続く建設についての解説は、「黎明第二部」でも使われた映像をもとに構成されている。
さらに進めて発電所に勤務する人たちの仕事にも触れ、安全を担う作業員の訓練センターについても、詳しい映像を混じえて解説している。
この映画の配信は必ずしも好ましくない。しかしこの内容は国策として行われてきたことであり、目を背けるべきでない。負の遺産を保管することも科学映像館の責務であると判断し、配信する。
製作:飯田勢一郎
脚本・演出:徳富貴昭
撮影:中山博司
照明:鈴木忠一
音楽:佐藤 啓
解説:沢田澄代