制作:海洋博覧会記念公園管理財団、日本シネセル
企画:沖縄総合事務局、海洋博覧会記念公園事務所
1985年 カラー 30分
(C-11)熱帯の瓦・ニッパヤシ
(C-12)脅威の繊維・サイザルとロープづくり
(C-13)繊維の話―畳、紙幣、着物
(C-14)オイルパームとゴムの木
(C-15)石鹸をつくる植物・ココヤシ
民家や穀物庫の屋根が、ヤシの葉で葺かれているのをよく見かけます。ニッパヤシの葉は丈夫で細工もしやすく、人々の必需品になっています。フィリッピンのボホール島の屋根葺の様子を紹介します。
東アフリカのタンザニア、ケニアの国々の貿易の一端を荷っているのが、サイザルの繊維から作った強靭なロープです。用途はバラエティーに富んでおり、大切な資材です。
畳表の材料であるイグサ、紙幣をつくる紙の原料となるコウゾウやミツマタ、着物や服のための原料の綿やアサは、食料と並んで重要な植物繊維の利用例です。
私達の生活を支える素材の原料には、熱帯地域の植物資源から提供されているものが数多くあります。化粧油や石鹸の原料となるオイルパームやゴムの木などは特に重要です。
油脂製植物の代表は、何といってもココヤシです。
果汁は現地の人の喉を潤し、皮の内側の白い樹脂層を乾燥させれば、油脂製品の貴重な原料(コプラ)になります。
プロデュ-サー:伊藤三千雄、高浜雄介
ディレクター:
吉田功(沖縄)
康浩雄(アフリカ・南米)
飛河三義(アメリカ・中米)
三木實(ニューギニア)
塩部邦雄(ラン全般、アジア・オーストラリア)
カメラマン:春日友喜ほか
※上記以外の制作関係者をご存じの方は、下記までご連絡ください。
NPO法人科学映像館:kumegawa@kagakueizo.org
この映画は「埼玉県文化振興基金助成事業」基金により
配信しています。