制作:東京シネマ新社 企画:日本ビクター 1998年 カラー 9分
雁がV字や直線になって渡る風景は、かつては日本のどこでも見ることができた風景である。宮城県の伊豆沼・内沼は、マガンをはじめ、たくさんのガンが越冬する湖沼である。飛来数は年々増える傾向で、平成9年1月には、1万4千羽を数えている。
伊豆沼・内沼をねぐらにしたマガンの大群は朝、日の出とともにいっせいに飛び立って、周辺の水田に採餌に向かう。この時の羽ばたき音や鳴き声をともなう光景は、まさに壮観、誰もが自然と生き物の素晴しさを感ぜずにはいられない時空がそこにある。
演出:岡田一男、鈴木由紀
撮影:谷口常也、草間道則
音声:磯山直樹、清水繁
ナレーター:石原良
プロデューサー:吉田博、岡田一男
この映画は、WAM平成23年度社会福祉振興助成事業費により、
デジタル化配信しています。